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10週4日 5回目の病院 [2回目の妊娠→稽留流産]

残念な結果になってしまいました。

この1週間はとても穏やかな気持ちで過ごすことができ、不安よりも期待を多く持って診察室に入ったのだけれど。
胎嚢は中身が空っぽなだけでなく、とうとう成長も止まってしまっていました。

半分は覚悟していたし、受け入れることはできたけれど、言葉には表せない喪失感でした。

かつ、担当の先生に、
「前回は自然に出るのを待ったんだよね。今回も待つ?」
と聞かれて、その場でドロドロの液体になって溶け落ちるような重い重い感覚にみまわれました。
前回は先生の前で迷いなく手術を決めたのに。
先生が前日の処置から手術、術後の診察まで、数ヶ月前までしてくれたのに。
たーくさんの患者さんをみているのだもの、仕方ないけれど。

今回も手術を選択しました。

先生に
「もう、調べているかもしれないけれど、・・・とか、・・・とか検査しますか?」
と突然言われ、単語の意味も分からず、ボケっとしていると、それは不育症と言う、流産を繰り返す病気の検査のこととの説明でした。
ただでさえ思考力がほぼ無くなっていたところに、初めて聞く日本語だか英語だかもよく分からない単語に混乱してしまいました。
「やっていただきたい気がしますが、今はそこまでよく考えられません。今決めてすぐにすることなんですか?」とやっとの思いでしぼりだし、今すぐにすることではないことが分かりました。
不育症とその検査と治療についてその場で思いついただけ少しだけ質問をして少しだけ不育症について知りました。
でもそれは後で夫と落ち着いてゆっくり考えよう、と思いました。

その後、看護師さんから入院についての説明を受けました。
前回の時は涙も出なかったのに、今回は、説明を受けながら鼻がツーーーンとしてきて、涙で書類が見えなくなりました。
前回は泣く余裕もなかったけれど、今回は余裕があるなぁ、なんて思いました。

その日は家でも何度も泣いたけれど、泣いても泣いても、悲しいのか、悔しいのか、何で泣けてくるのかさっぱり分かりませんでした。
ただ、人生で辛いことって、まだまだあるんだな、って、いやになりました。

今回は2度目なので前の晩から子宮口を広げる必要がないということで、日帰りの入院になります。
数日先ですが、仕方ないので頑張ってきます。

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あや

先週ブログを拝見させてもらって、気になる所で止まってて…
どうなったの?どうなったの?と、そろそろ1週間なので拝見させてもらいました。
残念な結果…私なんかが何をどう声をかければいいのか分からないのですが…
そして気分を害してしまったら本当にごめんなさい。

先週も何回もコメントしようと思って途中でやめた理由があります。
私は責められる行為をした人間だからです。
そんな私に心から妊娠を望む方に何を言えることがあるのだろうと…

でも、どうしても伝えたいことがあって…

神様なんかいるもんかって思うとき何回も何回もありますよね。

でも…望んで望んで授かった赤ちゃんは、苦労することなく授かった人たちの何十倍も何百倍も愛おしいと思います。
私は…苦労してやっとの思いで授かった人をすごくうらやましいと思いました。

苦労した分悲しい思いをした分報われた時は嬉しいから
その喜びを感じることができるように
私はただ祈ることしかできないけど、祈らせてもらいます。

どうかどうか次は喜びの涙が溢れますように…

by あや (2011-11-08 22:29) 

yu-ri

keseraさん、昨日の夜にこの記事を読んですぐコメントしたかったのですが
涙が溢れて、うまく言葉が出てきませんでした・・・。

どうしてkeseraさんの赤ちゃんが・・・って思えば思う程涙がとまらなかったです。


私がまだ誰にも今回の妊娠を伝えてなかった時
keseraさんとここでお話することだけが、私の支えでした。

keseraさんのブログを知って、同じタイミングで妊娠が発覚して、すごく嬉しかったです。

今度こそって思いが強かったです。



keseraさんの赤ちゃん、お空にまた何か忘れてきちゃったんでしょうね。
今度は何を忘れたんでしょう・・・?

きっとすごく大切なもので、それをママに持ってってあげたかったんでしょうね^^

ママ想いの優しい赤ちゃん。
また必ずママのところに帰ってきてくれます。


今はゆっくり心と体を休めてください。
by yu-ri (2011-11-09 08:39) 

kesera

あやさん、初めまして。こんばんは。
私のために祈っていただけて、嬉しいです。

大人になってから好きなように生きてきて、たまには食事も喉を通らない思いをすることもあったけれど、それは自分で招いた結果であって、それはまた自分で克服して立ち直ってきたけれど、ここに来て、自分にはどーーーすることもできない事で、こんなに苦しむことがあるのだな、と、今更ながら茫然としてしまっています。

流産は喜びから失望に突き落とされるその落差が大きく、最上級に辛い経験のひとつだと思います。
でも、ここから赤ちゃんを抱く経験ができれば・・・あやさんが言われるとおり、最上級に幸せな経験になりますね!!

素敵な言葉、どうもありがとうございます。
頑張ってきます!
by kesera (2011-11-09 20:45) 

kesera

yu-ri、こんばんは。

本当に、yu-riさんとは一緒に妊婦生活の楽しみを分かち合えたら良かったのですが。残念です。
私のために涙してくれたなんて、どうもありがとうございます。でもあんまり泣いちゃうとyu-riさんの赤ちゃんがびっくりしちゃうから、そんなに悲しまないでくださいね。

うちの赤ちゃんは、卵黄嚢も写らなかったので、多分自分のお弁当を忘れっちゃったのかなって、うちでは言ってます(^_^;)
大事なものですもんね。
お弁当持って早く帰ってきて欲しいけれど、あんまり慌てずに、今度はしっかり持ち物チェックをしてから来てね、って思います。
by kesera (2011-11-09 21:08) 

kesera

yu-riさん〜、呼び捨てにしちゃってました(T_T)
ごめんなさいm(_ _)m
by kesera (2011-11-09 21:12) 

葵

おはようございます。
同じころに同じ境遇、同じ年齢 
自分と重なることが多く、いつもkeseraさんの
ご様子、どうされてるかなーといつも気にしておりました。

何がどう悲しくてこんなに涙があふてて
止まらないのだろう・・その気持ちはとてもよく
わかります。 
泣きたいときは 思いっきり泣くことも悪い事じゃないですよ。 と言いながら、私も一緒に泣いちゃってますが。

ママ想いの赤ちゃん、きっとママを優しく
見つめてくれているだろうと思います。


今はどんな言葉も慰めにしか聞こえないかもしれないけれど。
あまり頑張ろうと思い過ぎないでくださいね。



by 葵 (2011-11-10 08:20) 

kesera

葵さん、こんばんは。
一緒に泣いてくださって・・申し訳ないです。どうもありがとうございます。

うーーん、人生、思い通りにはいかないものですね。
前に進んだり、たまにはちょっと戻ったりしながら、私なりに前進しなくては、と、思います。

が、しかし、今はゆるゆるに自分を甘やかして、心と体を休めよっと。
そのうちにまた元気モリモリに復活するので、良かったらまた、気の向いた時にこのブログ、覗いて見てくださいね。
いつもありがとうございます。
by kesera (2011-11-10 21:39) 

しの

初めまして。こんにちは。
今回の事、本当に残念でした。
どうかうまくいきますように、と陰ながらお祈りしていました。
かく言う私も今年の7月と2年前の11月に心拍確認後の流産をして、手術を受けました。
本当に流産は残酷だと思います。
これ程明暗を分けることって・・・
何故何度も辛い目にあうのかと思いました。
仲の良い友人が同時期に妊娠をして、次々と出産をしているのに、何故自分だけ?と思いました。
醜い自分と戦って疲れ果ててしまったこともあります。
でも今はそんなふうに思う事はありません。
そしてまだ諦めていません。
私はkeseraさんよりも年上ですが、それでも諦めていません。
人間は立ち直る事のできる生き物だと思います。
もう一度keseraさんが笑顔で前を向ける日が来るように応援しています。

by しの (2011-11-11 00:40) 

kae

こんばんは。コメントを書こうとしては消して、の繰り返しで、なかなか書けませんでした。体調はどうですか?流産って一度でも凄く辛いのに、何で二度もって思います。確率は低くない、何人に一人だとか言われても、何故私なの?ってしばらくはずっと思ってました。今はたくさん泣いて、身体を休めて、また前向きになって欲しいです。偉そうにすみません[あせあせ(飛び散る汗)]
by kae (2011-11-11 00:50) 

kesera

しのさん、初めまして。こんにちは。

同じ経験をしてきた、しのさんの力強い言葉、諦めないという言葉、これから、私の勇気に変えさせてもらいます。

今回の赤ちゃんもダメだと分かった時、また手術をしてさよならしなくちゃいけないと分かった時、あー、次はもう嫌だな、と思いました。もう妊娠したくないと思いました。
でも、本当の本心じゃなかったように思うんです。
日々くるくると考えが変わって、自分でも自分が分からないのですが、今はまた、やっぱり子供が欲しいと思っています。
明日はまた分からないけれど。
でも最後はきっとやっぱり欲しいとなると思います。

きっとまた頑張ろうと思った時、しのさんの言葉を思い出すと思います。
それまでゆっくりと心と体を休ませて、その時に備えます。
本当にありがとうございます。

by kesera (2011-11-11 15:30) 

れいこ

Keseraさん、こんばんは。
少し前に一度コメントさせて頂いたれいこと申します。

なんてお声をかけるのが一番良いのかわからず・・、意味不明のコメントになってしまいそうです。すみません。

私も初めて医師から流産や手術の説明を聞いた時や手術後、その後の生活の中でも、悲しいはずなのに全然涙が出ませんでした。

私が初めてわんわん泣いたのはkeseraさんのブログを読んだ時でした(流産して半年以上たってから)。自分と重ね合わせて、「そうだった、私もそうだった」って嗚咽がでるくらい一人PCの前で泣きました。keseraさんに心の中の氷を溶かしてもらったみたいで感謝しました。

そのkeseraさんがまたお辛い思いをしていると思うととても切なく、今はただkeseraさんが一日でも早く元気になられることを祈ることしかできませんが、精いっぱい祈ろうと思います。

今は旦那さんにいっぱい甘えて、おいしいものを食べて、ゆっくりゆっくり休んで下さいね。

私は今年2月の流産後は妊娠の兆しもなく、年齢のこともあり焦りや不安もあります。でも私もまだ諦めません。人生ってこうして時には辛いけど、その分あとで良いことあるはずです!一緒に前にすすんでいきましょうね。今は前進のための力をゆっくり休んで蓄えて下さいね。
by れいこ (2011-11-12 23:33) 

kesera

kaeさん、こんばんは。

私も、こんなことって・・・と思いました。
先生がすぐに不育症の説明を始められたので、「ええ!これは私の病気なの?」と思って、「病気なんですか?偶然で2回続くってことは珍しいんですか?」と聞くと、「いやいや、たまたま2回っていうことも普通にあるよ。1回流産する確率が10%、2回ってことは、0.1×0.1=………」と、確率的な話を詳しくしてくださったのですが…
聞いたら聞いたで、「そう言われてもなぁ」なんて、あまのじゃくに思ってしまいました。

結局は、どう説明されても、消化は出来ない。
時間が過ぎること以外、消化できる方法はないのかな、って思います。
kaeさんや、皆さんに共感していただいたり、応援していただいたりすることで、今を過ごすことができています。
本当にありがとうございます。
by kesera (2011-11-13 00:27) 

kesera

れいこさん、こんばんは。コメント、どうもありがとうございます。
こんな時にコメントしていただけると、嬉しいものですね。
私だったら何て言ったら分からないし、正直知らない人だし…って避けちゃうかもなぁ、なんて無情にも思うのに、本当にありがたいことです。どうもありがとうございます。

そうですよね、皆さんそれぞれ頑張っているんですよね。
自分ばかりいつまでもグジグジしていないで、前向きに甘えて、前向きに休んで、次の時に備えようと思いました。れいこさんのコメントを読んで思いました。
悲観的に悲しんで、甘えて、ぐったりしているのとは違います。前向きに休みます!
ありがとうございます。

by kesera (2011-11-13 17:59) 

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